意図の読み解きを促す題材──落ち着いて一次資料を確認し、前提を揃えてから議論を始めよう。

『不倫は子育てのあとで』レビュー｜構造と演出を議論形式で考察

不倫は子育てのあとでのあらすじ

若くしてデキ婚したため子供が自立してもまだ女盛りなアラフォー人妻が、子育てを終えたあとで時間と寂しさと母性を持て余し、つい『夏期講習で居候中の甥っ子』や『大家さんの家事手伝い』で浮気してしまうお話です。

子育てを終えたメスが、本能のままに次の妊娠を求めて他のオスと交尾してしまう…動物でも人間でもよくあることではないでしょうか。

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【ヒロイン/吾妻まなみ】
38歳。ふたりの息子を持つ既婚者。職業は整体師。

歳の割に若々しい容姿をしているが、十代でデキ婚しており息子はふたりとも成人済み。

気さくで面倒見がよく、さばさばとした落ち着いた性格だが昔はヤンキーだったらしい。
夫は職業柄転勤が多く家を空けがちであり、現在は海外赴任中。

長男が生まれてからの20年以上ほぼ女手一つで育児に励んでいたが…
この春、息子たちがそれぞれ一人暮らしを始めて家を出ていくことに。

育児を終えたことで肩の荷が下りたような開放感とともに、胸にポッカリと穴が空いたような寂しさも抱えている。

そんな年の夏、夫の兄の息子である甥っ子が受験の夏期講習のために上京。
予備校が近く、息子の部屋が空いているためヒロインの自宅に居候することに。

息子より年下の少年が自分に欲情するはずがないと油断し、息子に対するのと同じように無防備に接していたが…
彼女は育児を終えた自分が、母ではなく「女」であることを思い知ることになる。

それ以来、まるで女に戻った彼女の匂いを嗅ぎつけたかのように他のオスも彼女に迫ってきて…！？

母性本能が強く、男の涙に弱い性格。
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○モノクロコミック:102ページ
○脚本ネーム:ゆうあめみや
○作画:しそ

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